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March 2004

29.03.2004

マーラー9番 その2

昨日に引き続きマーラー9番ネタである。
あれから、他のオケのロンドン公演などをチェックしてみると、なんとミュンヘンフィルが昨日まで連続三日間、マーラー9番を演奏していた。さらに、ロッテルダム・オーケストラもゲルギエフ指揮で6月ごろマーラー9番をツアーで演奏する。(ロンドンにも来るけど、なぜかその日はプロコフィエフのロミオとジュリエットで、別の日程のパリ公演ではマーラー9番を演奏する)
マーラー9番って、もうちょっとレアな演目かとおもってたけど、結構普通なのかも。プレーヤーや、また聴衆にとっても、バーンスタインのベルリンフィル版を聞くと特に思うんだけど、とても特別な曲だと思う。
3楽章の後半から、エンディングにかけての、ゆったりしたリズムの中で、過ぎ去っていく時間が寂しくもあり、いとおしくもあるのだ。

ベルリンフィル+バーンスタイン版は、バーンスタインが作り出すマーラー特有のうねりでリズムを見失ってしまったのか、4楽章の後半のクライマックスでメロディを担当するトロンボーンが全員落ちています。でも、裏で鳴っているトランペットのロングトーンだけでも緊張感を持続できているから曲としては、知らない人が聞いたら、違和感はそれ程感じないかもしれない。しかし、2フレーズあるから2回目は、トロンボーンパートはメロディを吹いていてもよさそうなものだが・・・・。

ということで、マーラー9番ネタ、第2回は修了します。

ウィーンフィルのマーラー9番

今日、現実逃避でネットをブラブラしていると、ウィーンフィルが4月にロンドンに来る事を発見。プログラムも、なんと昔演奏して、とっても大好きなマーラー9番をやる。
早速オンラインでチケット購入を試みるも、availableと表示するくせに、2枚購入しようとすると買えない。これは1枚ずつしか買えないんだなと思い、まず1枚目をまんまと購入。しかし、2枚目を購入しようとしたら売り切れであった。つまり、最後の1枚を買ったわけだ。
今回は、我が相方へ単独でロンドンへ行ってもらおう。私は勉強を優先すべきと言う神の啓示だな。

随分前に、ウィーンフィルが日本へ来た時、やはり同じ演目であった。しかし、彼らは疲れていた。日本に来て10日間前後で全国を旅してきて、最後のコンサートが東京公演のマーラーの9番だったのだ。(と記憶している)
その疲労っぷりは、明白で、集中力に欠けていた演奏会だった。

今回は、同じヨーロッパ内のツアーだから、そんなこともなかろう。指揮者は、ハインティンクだ。

28.03.2004

ウェールズのプレミアリーグ

実は、ウェールズにもプレミアリーグがある。しかも、1部しかない。
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/league_of_wales/default.stm
とってもマイナーだ。だって、強いチームがいないのだ。
ウェールズの2大都市、カーディフとスウォンジーに本拠をおく2チームはイングランドリーグに所属しているのだもの(ディビジョン1と3に所属)。理由は、ウェールズリーグがあまりに弱すぎるから。

ウェールズ代表チームは、本年6月に開催されるユーロ2004の予選で、同じグループのイタリアを抜いて一時首位に立ったが、結局プレーオフに回り、ロシアに敗れて本線出場を逃してしまった。私もパブでテレビを見ながら応援したんだけど、残念だった。でも、ギグスくらいしか有名な選手がいないんだよね・・・・。
本当はオーウェンも、ウェーリッシュなんだけど、国際的に活躍したかったのでイングランド代表を選んだろうね(祖父・祖母の代までにイングランド人がいればウェールズ人でもOKだったと思う)。オーウェンってうちの大学の創設者と同じ名前だし。

でも、ウェールズプレミアリーグで優勝すると、チャンピオンズリーグに参戦できるのだ。2位はUEFAカップだ。
もちろん、毎年初戦敗退だ。

サマータイム

気が付いたら1時間進んでいた。つまりサマータイムなんだな。
時間軸がずれるだけで、別に一日の活動時間が長くなるわけではないので、普通の人にはどってことないんだけど、今の自分には調整の為に今日カットされた1時間がもったいない。だって、レポートの提出期限があるのだもの。どってことあるのだ。1時間返してくれーーーー。

そして、サマータイムが、終わる頃には日本に帰って仕事をしているはずだ。それは、レポートより厳しい現実なんだけどね。きっと。

26.03.2004

また、休みだ

今度は、イースターである。4月の3週目まで休みなのだ。
連続した休みは多いけど、日本のように毎月一つは祝日がある訳ではないので、休日の合計はあまり変わらないと思う。

日本は、祝日が土日にくっ付いて、3連休とか、4連休があるけど、これって観光地を往復する回数が増やして、交通関係の使用頻度を上げようっていう経済的な理由じゃないのか?
こっちでは、まとまった休みと言えば、クリスマス、イースター、夏休みの三つしかない。このとき、うろうろせずに、特定のリゾート地などで休暇を過ごす人が多ければ、交通機関の使用頻度は日本よりおちるから、経済的には、日本より消費が進まないんじゃないかな? 年間トータルで見ると。

ところで、このイースター休暇に、5月下旬に行われる試験の準備をしないと、試験直前に休暇は無いので、落第する事になるのだ。なので、遊ばずに勉強中心の生活を送る予定。

24.03.2004

インターネット上で、口コミをビジネスにすることを考えてみる

orkutのようなソーシャルネットワークサービスは、人と人とをつなげることをサポートする。しかし、なんだか、しらない人と繋がっているんだか、繋がって無いんだか分からん。

ここに、口コミという要素を、知人を介した、知らない第三者へも発信する機能を、使いやすく提供したらどうだろう。メールニュースなどの情報は、どちらかというと向うからやってくる情報で、不特定もしくは特定多数を相手にしている。ソーシャルネットワークは、既にほぼ、ある人を中心とすれば、その人を真ん中において特定の傾向を持った少数の集団になるので、情報提供の焦点が絞込みし易いと思うのだが。

そうするとブログのようなツールを絡めるのがいいのかな?
しかし、ブログはオープンな状態でこそ機能を発揮すると思うので、ソーシャルネットワークのような閉じたネットワークとは、相容れないな・・・・・。
でも、きっと、連携したサービスってあるんでしょうね。エンドユーザに使ってもらえる仕組み作りが難しいでしょう。

と適当に書き連ねてきたところで、眠いので今日は寝よう。

休職中の会社からのメール

人事部と有給休暇の繰越に着いて確認をしたところ、???!!!!なメールがきた。
今年、つまり2004年だが、9月に復職しても、次年度である2005年4月-2006年3月期には有給が付与されないそうな。つまり、1年間有給なし。そんな話きいてないよぉと言ってやりたい。
これまで3年半会社に貢献してきて、自己都合ながら休職させてもらい(でも私費)、そして留学して戻ってきたら有給くれないのだ。念のために、2003年度の有給を少し残しておいて良かった。でも、繰越は1年までだから、くだんの2005年度はやはり無有給だ。多分、規定でそうなっているんだろうけど、小さい会社なんだから、杓子定規に見ないで、もちっと個別な対応できないのかなぁ。

これって、ある意味遠まわしな嫌がらせか??(笑) 
一応、ことしも既に3時間くらいは無給で働いたんですけどね・・・・。

関係ないけど、1ヶ月前の大雪の写真を人からもらいました。(私の住む町の海岸)
abersnow_029_30

23.03.2004

相撲をネットで放送

ネットで、相撲を放送しないかな?
そうすれば、平日、仕事中も見れる。会社のトラフィックを使うから禁止されるかもしれないけどね。

海外から見れるので、英語の解説をつければ、世界中から相撲を評価してもらえる。と思って調べたら、gooで配信していた。勉強不足でした。
http://sumo.goo.ne.jp/hon_basho/torikumi/eizo_haishin/eizo1.html

でも、これってこっちの朝7時から9時までだから、ちょっと微妙な時間だな。オンデマンドで提供してもらえると、グローバルな展開が望めると思うけど、ここから収益を上げる事は描いていないようだから、コスト高だし無理かな。

明日は、早起きをして、相撲観戦に挑戦しようと思います。

22.03.2004

世界のチューバ

このサイト、最高です。http://www.geocities.jp/moricovfx/gakkiitiran.htm
世界のチューバが一目瞭然なんですもの。
法政大学のオーケストラの現役チューバ吹きさんが作成されているみたいです。
これは、グレートです。

今なら失敗ができる

私は、自分に足りないところがあるからと思って、ここへ来ている。なので、ネイティブの友人に声をかければレポートの作成などを助けてくれるけども、自分で解決すべきことは自分でできるだけ解決するように心がけている。たとえ、点数があまり良くなかったとしてもしょうがない、自分せいだし。
なぜなら、実社会では、難問に直面したとしてもクラスメートは登場しない(そして、マネージャーとは孤独だ)。
自分が考え、判断し、解決するのだから。
ここで遠回りの経験をしておかないと、ビジネススクール出です!と言ってカッコ良いポジションで就職できても、あとで大変な事になる。

21.03.2004

ゼネラルプロダクツ

ガレージキットを一時期集めていた事がある。子供の頃、アニメや特撮物が好きで、一度ゼネラルプロダクツという当時大阪にあった店へ行って購入した。確か、”宇宙の戦士”のパワードスーツのメタルキットだったと思う。
で、ネットで調べて驚いた、このお店が、今のガイナックスだったのね。
ヤマタノオロチノ逆襲とか、DAICON IV オープニングビデオとか、どこで見たのか忘れたが見たなぁ。そういや王立宇宙軍のパイロット版も見た覚えがある。15分くらいの長さで、ワーグナーのマイスタージンガーの前奏曲をBGMに使ってたな。

と、前回のブログでオタクの記憶が呼び戻されてきたので、少々調べてみたのであった。ネットって便利だな。
そういや、ゼネラルプロダクツの会員にも入っていたような気がしてきたなぁ・・・。

もう、いまは甲殻機動隊を見るくらいです。ハイ。

マンガは現実逃避?

http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/3550613.stmによると、日本人は、ストレスから逃れるためにマンガに没頭するそうだ。たいした評価だ。よっぽど、BBCの記者は、マンガが嫌いなんだろうな。その内容は、日本のマンガは多岐にわたるテーマを持っていると紹介し、ついで同人誌やコスプレマニアの記事へと移行していく。その中で、数名の意見を通じて、”リラックスする”という言葉を引き出している。ついでに”やおい”の説明までして、この文化が極端な偏りも持ち合わせていることを読者へ暗に印象付けようとしている。

In a country ruled by almost obsessive politeness and formality, manga offers unlimited possibilities for escape.

なんて余計なお世話な文章だ。大体、礼儀なんて、どんどん無くなってきていて、我々の生活の中で、窮屈さを与えているとは思えない。日本のストレス社会とマンガ文化を強引に結び付けようとする姿勢に、私は同意できない。
この記者は東京駐在のようだけど、まだまだロスト・イン・トランスレーション状態なのではないか?

そもそも、欧米人だって、ハリーポッターやダースベーダーの真似してるじゃないか。同じ事だ。ハリウッド等が提供するエンターテイメントに没頭することも、ストレスからの逃避と言いのけるのだろうか?


話はそれるが、映画”ハウルの動く城”は、イギリス人が書いた児童文学を原作にしているので公開時にどのようにBBCで紹介してくれるのか楽しみだな。

追記
もちろん、マンガとアニメをごっちゃにする気はないけど、単純化するために今回は同一視して書きました。

自分で考えるのが大事

ベンチャー企業には、自己アピールが得意で中味が伴わないので、最初は勢いがいいんだが、気付くと信頼を失い、すぐ退職してしまう人がいる。結局、回りに与える雰囲気はいいのだが、実務の部分が伴わないので、会社の業績に貢献できないのだ。こういう人は、難しい事は自分でやらない割りに、コメントだけはきっちり述べるので(しかも、他からの意見だったりする)、最初は”こいつはできる!”などと思われるので、おいしいところを持っていってしまう。困ったものだ。
えてして、こういうひとは、自分に同調しない人を敵とみなし、自分の価値を相対的に高めるためもあって、回りに自分がいかに優れていて、同調しない人がいかに無能であるかを吹聴する。

どこの学校でも起きると思うのだが、残念な事にうちのクラスでも日本人がいくつかに分かれている。そんでもって、上記の事が発生中。あーむかつく。自分に自信を持つことは必要だが、何も他人をけなす必要はないだろう。

自分が被害にあったのではないが、グループスタディで日本人同志で意見が合わないからといって、講師に一方的に他人の良く無い点を密告して、自分の勉強し易い環境を確保している人がいる。なんて子供じみた所業だろう。

日本人同士のネットワークが効果的に構築できないことは、卒業後のネットワーキングの構築と言う意味ににおいても、とても残念なことだ。せっかくの小人数教育が裏目に出ているよ。(悲)

18.03.2004

芸能人が多かったなぁ

そういや、えなりかずきが、自分の出身大学に入るらしい。
自分の頃も、鶴田真由や高嶋政信と学科も一緒で同じ授業を受けたけど、ホント多いですなぁ。(学年は違います) 服装は普通でも、オーラを放っていたな。


実は、課題のレポートが終わらないので、現実逃避しているのだ。
早く寝たい・・・。

会議のやり方

ウェブサイトを見ていたら、だらだらやる会議についての記事があったので、自分が日本にいたとき実践していた方法を書いてみる。

私の部署で会議をするときは、いつも事前にレジュメを用意して、それを出席者へ配布しておく。そして、足りない点があれば、連絡してもらう。それを元に、修正をかけて、レジュメは完成。
実際の会議では、その日の議題をホワイトボードに箇条書きで書いて、レジュメに従って進める。
各議題は、進捗を確認して、次回までの目標をはっきり決めておく。もし、進捗が無ければ、ちゃんと理由も記録しておく。
大体会議なんて、たたき台がなければ、ちっとも先に進まないし、折衷案になってしまう。だから、各議題に対して、責任者を立て、その人が実際のたたき台を用意する。

主催者は、レジュメも用意するし、会議では、その辺を把握しながらリードするのだ。
会議後は、レジュメに、決定事項や次回までの目標などを書きこんで出席者へ配布する。これで、終わり。

チームワークはとても大事なことだけど、各個人の責任の上に成り立っていると思う。

シングル用の寮に移るかも

留学生活といえば、普通(そのうち出て行く人もいるけど)、学校の寮で生活をしますが、キッチン、トイレ、シャワーを共有するので(エンスイートと言って、シャワー、トイレが部屋の中にあるタイプもある)、毎日何かしら英語を使用する。しかし、私のように夫婦寮に入っていると、すべてが部屋の中にあって、実は、英語をしゃべらない日もある。したがって、入学時よりも英語がしゃべれなくなってくる。もちろん、勉強を英語を交えて日本人以外と行えばいいのだが、勉強って普通一人でやるものだし、レポートばっかり書いているから、しゃべりを、あまり必要としない・・・・。
試験前は、対策のため皆で集まるが、内容を理解するために背に腹は変えられず日本人同士で固まってしまう。
かといって、通常の寮に二人で住むのも狭いし、二部屋借りるとコストがかかるし・・・・。難しいです。

ということで、最近、卒論を書く夏の間、大学院生専用の寮に二部屋借りて住もうかと思ってます。家賃が数万円アップするし、キッチン共有になるから生活に不都合が出るかもしれない。だが、帰国前3ヶ月は卒論のために引きこもることが予想される。だから、勉強以外の生活空間で英語をしゃべれる環境を強制的に作るのも良いかと思う。
大学院生は、学部生と違って、夏でもネイティブが多く学校に残っているから、騒がしくないし、大人の会話もできるからね。(たまに大学院生でも騒がしいフラットがあるらしいけど)

正直、11月にここに来た時、英語をほとんどしゃべれなかった妻の方が、最近は私よりも流暢にしゃべるような気がする。まけられない!

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町にある、海岸沿いの古城から夕焼けを取った写真(ちっちゃい人影がわたし)

17.03.2004

すし

妻が、寿司を作る準備をしている。明日、語学校のクラスでパーティをするということらしい。なのに、「酢がほとんどない!」と言っている。町へ買い物に行けば日本のメーカー製の酢は手に入るけど、時間が無かったからしょうがない。

で、結局、明日は酢飯ではなく、素飯で太巻きを作るそうだ。ま、日本人は、彼女だけだからいいのかな?

パーティへすしを持っていくと、みんなばくばく食べてくれる。聴いたところによると、海苔の香りが、こっちの人の好みに合うそうだ。

15.03.2004

片道6時間ロンドンの旅+10万円

金曜日に、日帰りロンドンを敢行しました。片道6時間なので、7時半に出て、夜の12時ごろ戻ってきました。ロンドン滞在時間、たったの6時間!!! 歯医者へ行き、前回に続き300ポンドを支払う。結局歯の治療には合計10万円かかった。日本に帰れるよ・・・・。
その後、ピカデリーサーカスのジャパンセンターへ行き、食材を少々購入。
また、その後、大学のオーケストラの後輩がロンドンに所在するデザイン系の大学で勉強しているので、合流し1時間程度雑談をした。7年ぶりだったけど、とりあえず見た目は変わっていなかった。ジュエリーデザインを勉強しているとのこと。もう30なんだから、そろそろ親からの仕送りで暮すのはどうかなぁ。ま、人それぞれの人生だから、いいんだけどね。(ちょっとうらやましくもある。)
帰りにバーミンガム到着が20分遅れたため、接続に失敗。(乗り換え時間が12分だったのは失敗だった。) つまり、終電に乗り損ねた。 呆然としつつも駅員に相談すると、とりあえず途中駅まで行く30分後の列車に乗れという。そこから先は、タクシーが用意されるとのこと。
不安ながらも、アドバイス通り次の列車へ乗った。1時間後、終点である途中駅へ到着すると、前に出発した終電車が待っていた!
実は、20人くらいの人間が同じ境遇下にいたので、列車はタクシー代節約のため待機していたのだ。
追いついた我々はハッピーだったけど、定刻どおり出発した乗客のみなさんは、さぞ不満だったに違いない。乗車した時、空気がまったりしていたもの。

実は、鉄道サービスの運行の不正確さは英国でも大きく問題視されており、こういった基本的な社会インフラが麻痺するような民営化は失敗でしょう。利益を出すためのコスト削減が、人員削減に影響を与え、様々なサービス劣化を招いているのだ。(民営化は約10年前に実施された。)
監督官庁が毎月発行するレポートによると、半年前に調べた時の情報だけど、今回私が利用したバージンは時刻表通り運行されている率(% of punctuality)は70%を切っている。
英国鉄道の民営化は上下分離方式と呼ばれているが、そんなことせずに主に地域別に分割したJR方式を取れば良かったのに・・・・。列車会社を24個作って、レール会社を1社作ったんですよ。同じ路線へ複数の鉄道会社がサービスを提供してたりする。無駄だ・・・・。

ともあれ、今回の感想。ロンドンは埃っぽいから、できれば、もう行きたくないです。地下鉄も初乗り2ポンド(約400円)だから勘弁だ。

14.03.2004

Guide dog(盲導犬)に思う

イギリスは、盲導犬が普及している国だそうです。大体4000頭くらい。これに対し日本は、900頭強なので随分と差があるようだ。イギリスの人口が6000万人以下だから、大体日本の半分だ。なのに盲導犬が4.5倍だから、実質9倍の盲導犬が活躍していることになるのかな。
私のいる町では、出会った事はないけれども、ロンドンへ行くと何人か盲導犬と歩行されている方を見かける。仕事の仕上げ方が日本に比べて適当な欧米では杖での歩行より、補助をしてくれる盲導犬がいるとすごく助かるし、安全なように思われる。(道路のでこぼことか、鉄道もホームと車両が日本より離れているのだ。)

今日は、日本の新聞社サイトで「クイール」の記事が出ていて気になったので盲導犬について思うことを書いてみる事にする。日本では今につながる盲導犬の育成はいつごろ始まったのかというと昭和30年代になる。チャンピイという名の犬だ。プロジェクトXでも番組になったから有名な話だと思う。
私の叔父がチャンピイのパートナーだったため幼少期より盲導犬は身近な存在であった。とはいえ、チャンピイは私が生まれる前に亡くなってしまったので会っていない。その子供のローザには、晩年に一度だけ会った事がある。自分自身が子供だったのであまり覚えていないが、おとなしい、しかし大きな犬だったなという印象だけなのだが、母いわく、少々のんびり屋さんだったようだ。
その後、叔父の3番目のパートナーであったセリッサには何度か会ったが、今思うとひどい事に、家の中でのことながら、上に乗っかって遊んだりしてしまった。きれいな黒い毛がとても印象的な賢い犬だった。もちろん、訓練されているので乗っかっても嫌がったりしないし、じゃれてきたりもしない。
盲導犬は、体が大きいが良く訓練されていて怖くないしちょっかいを出しても反応はしない。もちろん、自制心が働いてのことだから、もし触ったりすると集中力がその分落ちるのでパートナーが危険になる可能性がある。だから、町で見かけると、ついコミュニケーションを取りたくなるが、ぐっとこらえて暖かく見守ってあげよう。

欧米は、受け入れ環境が随分進んでいる印象があるけれど、それでも、例えば1994年に開業したユーロスターへの搭乗が認められたのは昨年つまり2003年の後半のようだ。http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/3175210.stm
進んでいると言われるイギリスでも、こういう問題は発生するのだ。日本では取り巻く環境はさらに大変に違いない。きっかけとして気になった映画「クイール」、それに既存の出版物、ウェブなどで提供される情報を通じて多くの人に盲導犬への理解が広まるといいな。

12.03.2004

日本の英語教育に思う

実は、文章を書く事に対する苦手意識が抜けたのは、つい最近のことだ。
小学校の時、毎日強制的に日記を書き提出していたが、自分の内にあることを書き出す方法や、どのように感じ・考えているのかを書き出すかに関するフィードバックは無かったように覚えている。事象の受け取り方や、その表現の仕方は各自にお任せ状態だったとも言える。ということで、小学校1年から6年生まで自分の文体を育てることもなかったので、一度も学校新聞に自分の文章が載ることなく卒業した。
中学校になっても状況は相変わらず変化しないので、やはり作文は大嫌いな科目であった。テーマがあっても、何を書けば良いのかさっぱり分からなかった。もちろん学校新聞に掲載されるような作文は書けなかった。
また、大学の卒論ゼミで、同級生のあまりに独特な文章を見て、尊敬と共に自分の文章のつたなさに恥ずかしくなったことを今でも覚えている。

話はそれたが、英語教育は日本語教育とリンクしている。単語を覚えるとか、発音はテクニック的なもので、中味をしっかりしないと現実の世界は扉を閉ざしたままだ。
もし、小学校で文章教育を、もう少し日記教育を使ったフィードバックで改善し、中学校でその国語教育を継続して行い、育てた国語能力を活かした英語教育を中学・高校で行えば、大学生くらいで、充分な表現能力が育っていると思う。
英国に来て、最初の2ヶ月プレスクールに通ったが、そこで痛感したのは、自分の文章表現能力だ。イディオムや熟語は重要なのだろうか?言いたいことを言うのに難しい言葉はいらないのではないか? シンプルな言葉で大概の言いたいことは充分表現できる。専門的な単語は必要だが、必要なら調べればいいし、必要に迫られて調べた単語は忘れない。

追伸
明日は、歯医者へ行くため日帰りロンドンだ。往復12時間の旅は、とても憂鬱である。

BTも分かっているんだ

BTのコメントが載っていた。http://www.silicon.com/で、ADSLの価格が高すぎることは分かっていて、日本などの極東に比べ遅れているんですって。分かっているんなら、さっさと、安くするとか、最低契約期間を1年から1ヶ月にするとか営業努力して欲しいな。ソフトバンクの45Mの例を引き合いに出していたけど、この国には、BTを脅かすイノベーターは出てこないんですかねぇ。BT以外のISPの価格設定も似たり寄ったりで競争力はさほど無い。
通信機器の価格が値下がらないことも、日本並にADSLが普及しない原因だと思うんだが。

10.03.2004

インターネットでラジオが聴けたらいいのに

BBCのウェブサイトはとても充実している。ラジオは、ネットで聴くことができるし、動画も豊富だ。ニュースサイトは、メディアとして充分な情報量と質に優れ、さらに使い勝手が非常に良い。イギリスや世界中の話題の情報を整理して、まとめてあるので、学習上とても役立つ。例えば、鉄道問題を調べたいと思えば、そのキーワードから引き出される情報は、その背景や歴史、関係者の対応や様々な人間のオピニオンが取得できる。
かたや、NHKのウェブサイトは、どうだろう。ネットでの情報は限られており、ラジオも聴けないし、動画もたいして見れない。ニュースだって、ただテレビと同じ事をかいつまんで流しているだけだ。そこにメディアとしての解釈を入れた知への刺激は少ない。
外国にいると、正直日本が恋しいです。BBCのようにNHKのラジオが聴けたらどんなにうれしいことでしょう。もし、ニュースサイトをBBC並に充実させたら外国に暮す日本人が日本の情報を得られることができる。かつ英語版を、充分な情報量と質で提供すれば、世界中の多くの人へ日本のことを知ってもらえる。
でも、コストは、その分かかるから無理なアイデアかな?知らないので書くけど、例えば、地方局のコストとかを減らせば、ネット向けのスタッフを増やせるんじゃないのかな?ことは、既存情報のネットへの翻訳にとどまらず、事実上のあらたなメディアの出現を提案しているので、BBCのようになるのは、やっぱ難しいか??

08.03.2004

Bartók: Cantata Profana

BBCのサイトは、オケのライブが聴けるので、なんとなく訪問。バルトークのカンタータ・プロファーナと言う曲をやっていた。合唱と二人のソリスト:tenorとbass-baritoneを擁する大きな曲だ。カルミナブラーナくらいエキサイティングな曲に聞こえるが、どうだろう。合唱も難しそう。
ネットで調べてみたけど日本での演奏記録はなさそうだ。もし、うちのオケでやったら日本初演かな。でも20分くらいの曲だから、カップリング曲が難しいかも。

ご興味のある方は、録音がアップされる場合もあるので、BBC Radio3のサイトを確認してみてください。
http://www.bbc.co.uk/radio3/index.shtml

追記
ショルティのラストレコーディングがこの曲だったから、多分、有名ですね。自分の無知をさらけ出してしまった。

07.03.2004

便利と不便は表裏一体

自分の会社が、プライバシーマークの導入をすすめているようで、どうやら情報保護の観点から自宅PCで仕事をさせないことに正式に決めたようだ。したがって自宅で仕事が必要な人には、正式に会社から自宅専用ラップトップが支給される。土日も仕事をせよということだな。もちろん必要な人には、phsのデータカードだって付与するから旅先でだってばっちり仕事可能だ。ファイルサーバの書類は、どこからでもアクセス可能になるのだ。
年俸制の会社だから、必要とあらば働くのはしょうがないけど、働いた分の休日の扱いをどうするのかなぁ?

インターネットやそれに伴う技術の発達は、空間的な制約を大きく変化させていると思うけど、はたして我々の生活を便利にさせたのかな?自宅からインターネット経由で会社のLANへアクセスできる環境があるので、いまの会社では幾度となく夜中や土日に自宅で仕事をしてきた。風呂上りに自宅で仕事ができるのは、便利なのか不便なのか、どっちなんでしょうね?
ADSLを代表とするブロードバンドの普及が無ければ、大抵の仕事はスケジュールをいじるか、平日に仕事をしていたことでしょう。
平日と休日が空間的に区別できないことが恒常化しつつある中、オフィスとは会議をする場、書類を保管する場、バックオフィスがある場であって、例えば営業の人の机がそこに存在する必要はさほどなくなっていくのかなとも思う。子育ての関係で、早めに帰宅しなくてはならない、もしくは在宅勤務をする人にとってインターネットはキャリア上のデメリット(つまり休職などの中断)を回避させてくれる便利なツールになるだろう。
会社に対する帰属意識やチームワークやモチベーションなどをどう保っていくのか。そういった意味において、マネージャーの役割は、ますます重要になるはずだ。

実は、ここウェールズからVPNの仕組みを使って日本のオフィス内へ私は入りこめるのだ。数回しかないけど、ちょっぴり仕事のお手伝いをしたこともある。この状況、たまにUNIXをいじらないとコマンドとか忘れてしまいそうだから、以外にスキル維持の上で重宝しているんだけど、会社にはたいしてインパクトないだろうから、間違いなくプライバシーマークを取得するタイミングで切られると思う。
もし、VoIPで電話網を作っていたら、ウェールズで東京03の電話だってかけられるのだ。そしたら取引先の人は、直接会わない限り私が留学していることすら気が付かないかもしれない。実は、Faxに関しては既に社内LANと接続しているから、ここから03発信のFax送信の命令を出せるんだけどね。

なんだかな・・・

書こうかどうか悩んだんだけど、こういうこともあったんだと後で思いだせるよう書く事にする。
私が学んでいるスクールには、勉強を助けてくれるかどうかで人間関係を決めている人達がいる。お礼に、日本食を作ってあげてるのかな?頭の良い欧米人や、知識豊富な日本人にべったりで、自分で勉強してるように見えない。授業で発言しないし。する人もいるけど刺激にならない内容だったりする。(ちなみに、内容が伴わない発言をすると当然クラスの空気が冷ややかになる)
他人から情報を得るのは勉強ではなくて情報収集だけでしかないと思う。自分自身で吸収しなければ、また自分の言葉でアウトプットできなければ、自分が存在する意味が無い。自分の言葉は他人からは得られない。それは、ここに来た以上、自分が遠回りしてでも獲得すべきものだ。

実社会に置き換えてみよう。組織がフラット化する会社などでは、中間管理職の存在は、それこそ危機にさらされている。もし、彼が情報の交換だけしかしていないならば存在意義は少なく、そこに意味を加えていかなければ生き残れない。いま、まさにこの学校で苦労せずに、今後どこで学習するというのだ?

依存型から脱したいから、自立した人間になりたいから来たという内容のことを言っていた気がするが忘れたんだな、多分。それで、卒業後何をするのだろう?他の学校でも似たようなことってあるのだろうか???
ちょっとだけ批判的な日記でした。

05.03.2004

ブリティッシュバンド

UKには、ブラスバンドのコンテストが沢山あるらしい。しかも、各バンドにはグレードがついていて、FIFAランキングのように、順位が発表されている。コンテストもチャンピオンシップからセクション1-4とディビジョンが分かれている。私が最近加入したバンドは、もちろんそこまでレベルは高くない。じゃなきゃ、突然入団できないものね。
ワールドランキングは、こちらからどーぞ、http://www.4barsrest.com/rankings/

もうひとつ、ブラスバンドワールドのウェブサイトもこちらからどーぞ。結構充実しています。http://www.brassbandworld.com/

最新ニュースのところに、Jin Tanakaさんという日本人指揮者が、2月21日にLoughborough(何処だか分からない・・・)という町で行われたthe National Association of Brass Band Conductors' Young Conductor Competition final(うまく訳せないけど意訳で、全国ブラスバンド指揮者連盟の新人指揮者コンクールの決勝)で優勝したと書いてありました。この方、ウェールズの首都:カーディフにある"the Royal Welsh College of Music and Drama"(ウェールズ王立音楽演劇学院)で勉強されていますね。
優勝おめでとうございます。

03.03.2004

英語が嫌いだった私

英国の大学院に留学していて、なにいってるの?という感じだが、中学・高校と英語の授業がまったく駄目だった。特に、高校時代、テストでどうやれば平均点が取れるのかさっぱり分からなかった。原因は明白で、熟語やイディオムを覚えようとしなかったからだ。したがって、普通の人が得点源にする箇所で取りこぼしをすることになった。
浪人時に心機一転、これらを一気に暗記しようとしたが、結局ほとんど頭に入らなかったため、ことごとく受験した学校を滑ってしまった。前置詞なんて、atだとうがonだろうが何でも一緒に見えてしまい穴埋め問題ができない。多分、いまやっても、あまり得点できないと思う。その代わりと言ってはなんだが、長文読解は好きで、模試でも良い点数を獲得していた。結局、大学は2次募集で、なんとか合格できた学校へ入学した(とはいえ、テンッパっている人ばかりが受験していたから、よく合格できたものだと思う)。ついでに、その大学時代は、なんとなーく過ごして英語の授業は可も無く不可も無くの点数だった。

で、いまの会社に入社して、突然状況が変わった。ほぼ毎日、なんらかの英文メールのやり取りがある。しかも、入社して3ヵ月後に、私に会いに、パリとNYから出張で3人も来た。もうぼろぼろである。このとき、コミュニケーションの重要さを身をもって体験した。そして、道具としての英語の重要性も。
それから、英語をちびちびと勉強し始め、1年後に英会話学校へ通った。スピーキングやヒアリングは、あまり劇的に変化し無かったが、メールやメッセンジャーベースでのコミュニケーションを継続していたため、書く英語は徐々に上達した。その間に、NYやHKへ出張したり、来日したアメリカ人を連れて金閣寺を案内したりもした。

ちょっと内容がそれるけど、
日本の英語教育は、まず作文から始めた方がいいのではないだろうか?内容は日常の中から自分が感じ取ったこととか、時事ネタなどなんでもいいが、書き手が自ら内容を決定することが大事だ。だから、はじめは日本語でもいいから短文を書き、それを英語にするのである。”スミスさんには娘が二人います”みたいな英文一行を書いていてもちっとも面白くないし、中味が無いし、身に付かない。

ここ数年の経験で思っていて、こっちに来てから尚更感じた事。
英語ができなくても、態度や仕事内容や意思がしっかりあれば、コミュニケーションはできる。
英語ができても、中味が無いと、尊敬されないのでコミュニケーションはできない。
でも、英語ができた方が、より深い理解を導くので、良好なコミュニケーションを構築できる。

国を超えた多くの人と、問題を一つ一つクリアしながら、仕事を成し遂げるときの満足感は格別だ。だから、英語をがんばろう。

サプライチェーン

たまにはビジネススクールの学生っぽい学業のことも書いてみよう。
第2セメスターは、サプライチェーンマネージメント(SCM)の授業ばかりある。しかも、デルモデルのようなIT絡みのものではなくて、製造業関係のサプライチェーンである。他の学校のカリキュラムを実は良く知らないが、これはウェールズ独特の経済状況が影響しているのではないかなと思っている。

製造業におけるサプライチェーンといえば、日本企業のお手本が目白押しである。数ヶ月前のビジネスウィークでもTOYOTAの記事で取り上げられていたけど、”KAIZEN"や”MUDA"や”POKAYOKE”なんて日本の言葉が基本用語として利用されている。また、サプライヤーアソシエーションが重要な役割を果していると授業で習って、なんのことだろうと日本人同士で確認したところ、(系列)協力会のことだった。そう、ウェールズにも系列会が日本の例に倣って存在するのだ。

ウェールズに日本企業が多数進出している事をご存知だろうか?ウェールズ開発庁という行政組織があり、この組織
を通じて海外からの企業誘致を積極的に行っている。日本語のホームページもある。http://www.wda.or.jp/index.html

実数を調べたわけで無いので、間違っているかもしれないが、ウェールズの産業育成を考えていく場合、製造業の貢献度は大きく、海外資本の導入も必須であり、効率的な生産性を追求する日本の企業のSCMやTQMを学習する事は重要なことなのである。だから、カリキュラムに多く含まれているのだ。
人口は少ないし、イングランドよりも公共サービスが充実しているウェールズでは、民間のサービス産業を振興するより製造業の方が現実的な発展を支えてきたのでしょう。(最近は、製造業に加え、サービス産業にも力をいれているそうです)

サプライチェーンに関する勉強が自分の進む今後のキャリアで役立つのか分からないが、出版とかITのような情報サービス産業しか経験していない私としては、将来製造業に関わらないとも限らないので非常に勉強になる(実は、かつて法律系の出版社の管理部門で在庫調整を担当していたこともあるので、ある程度は知っていたりする)。また、弱点である英語も、日本企業の影響が強い産業を中心としているため理解しやすく、前期にあった経済学のような学習上の苦しみが少ないのも助かる。
サプライヤーとの連携構築は、ケースバイケースで一つ一つがオリジナルだから、どんなに勉強しったて、現実的な問題は担当者があたまを使って解決するのだから、考え方をしっかり理解するのが大切だな。

残念ながら、私のいる中部ウェールズと、経済の中心地である首都:カーディフを中心とした南部を直接結ぶ列車はないので、気軽には日本企業を訪れることはできない。(後日書くけど、この国は鉄道が不便でしょうがない・・・。)
もし行くとしても、レンタカーかバスで行く事になる。しかし、日本と強く結びつきのあるウェールズにいるのだから、イースターか卒論の時期に可能であればアポとって訪問してみようかと思う。

01.03.2004

植物園

戦略的失敗という課題が出たので、ローカルネタで対応することにした。The National Botanic Garden of Wales(ウェールズ国立植物園)の失敗である。( ウェブサイト: http://www.gardenofwales.org.uk/ ) 
SwanseaというWales 2番目の都市から車で30分程度離れている土地に、この植物園はある。
3月1日で閉園してしまう予定となっているので、慌てて行ってきた。
この植物園は、 The Millennium Commission という the National Lottery を財源としている団体が大きく補助金を出して数年前にスタートした施設である。もちろんウェールズ政府もお金を出している。(総額約80億円)
充分な集客実績を残した初年度(2000-1)と異なり、次年度(2001-2002)は半分の実績になってしまった。そして、2002年の中盤より入場者の減少とともに運転資金のショートが問題化し、逐次補助金を関連組織から投入してきたが改善されなかった。(もちろん内部の改革も平行して実行されてきた)
そこで、2003年年末から、その運営に関して議論が活発化し、2004年に入り、債権者達から3月1日を以って閉鎖するとの決定がなされた。
明日、3月1日はステークホルダーがこの植物園に集まり、その存続について決定を下す日である。

簡単に言うと、2000年の節目のお祝いに、勢い良く交通の便の悪い土地にお金のかかる植物園を作ってしまったのはいいが、集客が悪いので維持費もかかるし、2004年3月に閉じてしまいましょうと言うことである。(日本では、こんなに早く決断しませんがね・・・・)

日本では、多目的ホールを作って、無目的ホールと化しているような気がするが、この植物園はそんなことは無いように思える。日本の場合、ハコだけ作って入れるものがあまり無いという事態によくなっているけれども、ここは植物園としての機能の他に、教育面での仕組みも準備されていたようだ。また研究施設もある。それに地元の人からも愛されている施設のようだ。ただ、駅からのアクセスが悪すぎる。これは致命的な欠点だと思う。ただせさえ、人口が300万人しかいないウェールズなのだから利便性を考慮した集客を重視すべきだったと思う。カーディフ付近だったならば、イングランドからの観光客も期待できただろうに。
正確な判断をするために土地選定に関するプロセスを調べる必要があると思う。

もしかすると、1997年、英国議会(Parliament)から権限を一部委譲する形で誕生したウェールズ議会(Assembly)の仕組みが、その戦略的失敗に関係しているんじゃないかなと密かに思っている。(まだ想像ですよ・・・・)
そもそも、公共事業(3セク含む)における失敗とはなんだろう。赤字か?それとも利用率か?サービス内容か?

素敵な植物園だったので、なんとかの継続の道が見つけられることを切に願う。そして、再度暖かい季節に訪れたい。

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